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2006.10.31 カテゴリ: ハプニング 

【ハプニング】 あっ、鍵がない - 香港


あっ、鍵がない・・・



現在の住まいの鍵
香港の玄関のドアは普通、外側に鉄の格子扉、内側に木の普通の扉とダブルになっていまして、ドアロックにはいろいろな方式があります。出る時にも鍵でカ シャッとかけるもの、このタイプは複雑で鍵を回すと、写真のようにロックする3つの突起が出てきます。これは内外の鍵穴から鍵を使ってロックします。さら に4番目の突起があるのですがこれは内側からかけるものです。

この4つの突起は1つのグループで、上の写真で分かりますが、その上下にも1グループずつあります。それぞれ丸い突起が2つずつあります。

私が当時住んでいた香港の滙景花園は内側の丸いドアノブの中心にロックの突起があってそれを押してからドアを閉めるとロックされるよくある簡単なタイプのもので、出 て行く時には鍵を使わなくてもよく、半自動的なロックになっていました。




あっ 鍵がない・・・


香港の生活に慣れ始めた頃のこと。
何回目かの帰省で香港のマンションから帰る準備をしていた時、生ゴミをチェック、さらにたまっているゴミも捨てようと階段のゴミ箱に。
香港でも中国でもそうですが、高層のマンションが多いのでゴミは各階の非常階段の踊り場に大きなゴミ箱があって随時捨てられるようになっているのです。清掃員が毎日せっせとゴミを運んでます。

で、ゴミを捨てて再び部屋へ。
「・・・・ん? えっ、か・・鍵がかかってる・・・!」
しまった。いつもの癖で内側のドアノブにある突起を押してしまっていたのです。
かぎを持ってゴミ捨てに行くはずもなく、当然かぎは持っていません。あと30分ぐらいで空港に向け出発しようと思っていた矢先...

完全に頭の中は真っ白。とりあえずエントランスにいる管理人に事情を伝えて助けてもらおうエントランスへ。

香港人の若い人は英語を理解する人が多いですが、中年ぐらいからはまず英語は無理で管理人の場合も英語が困難な場合が多いです。そしてたとえ英語を理解 してくれたにしろ、こっちがこの状況を説明できません。おまけに、部屋でくつろいでいた時のこと、服装は真っ赤なTシャツにオレンジ色の半ズボンとすさま じい格好です。

なけなしの北京語の片言単語を駆使して状況を説明。管理人は根気よく聞いてくれていまして、おそらくその雰囲気から状況を把握してくれたもよう。とある名刺を差し出し、「ここに電話して」みたいなことを言い、公衆電話代に1ドルを差し出してくれました。
汗汗汗・・・ 電話をかけられるくらい言葉に堪能なら・・・
彼も意味を理解してくれたようですが、携帯電話のあまり普及していなかった当時、彼が電話をかけに行くわけにも行かず...
あれやこれやのやりとりでここまで体力も時間も費やしています。彼はもう一つの提案をくれました。この団地の地下の商店街にかぎ屋があるみたいなことを言っています。よく分かりませんがそこへとりあえず行ってみることにしました。




けばけばしい服装のまま商店街へ繰り出しますが、そんなことにかまっていられる状況ではありません。 教えられたとおり確かに間口2mぐらいの小さなかぎ屋さんがありました。ここでは多少の英語は通じます。ここでも北京語と英語のチャンポンで身振り手振り を加えながらそれこそ必死に説明。
どうやら通じた様子、こちらのマンション名と部屋番号を聞き、マンションに戻ってあと20分待てとの返事。
「???」
何を待てばいいのだろう...語学力の乏しさのため、はっきり聞き出すことができません。ま、しょうがない、とにかく待ってみよう。

待つ間に最悪の場合の想定をしてみました。飛行機に間に合わなければ飛行機を変更できますし、あと、何とかならなければ知り合いの人に助けてもらうこともできます。 と言うことで最悪事態の考慮は終了、何とかなる、と言うことで落ち着いて20分待つことに。


ロビーで例の管理人さんと共に待つ間に、管理人さんが外を指さしました。見ると青年で、人捜し顔。思い切り早いお出まし、かぎ屋で20分待てと言われてから10分ぐらいしか経ってません。
彼の身分を確認をして部屋へ。ここで彼の仕事ががかぎ破りだと気づきました。部屋の前に来ると彼はなにやら取り出し、作業を私に見えないように自分の体で隠してごそごそ。すぐでした、外の鉄門が開いたのは。「は...??」あっけなさに頭の中にみたび「???」が飛び交います。こんなに簡単に開くのならドアの値打ちが...

ちらっと見えました。銀行の磁気カードのようなものを持っています。想像してみます。おそらくドアの隙間からカードをすべらしてドアロックの部分をこじ開けた?!えっそんな簡単ならどろぼうさんが...
さらに内側の扉もすぐでした。「???!!!」

で、あっけなく片づいてかぎ1つに付き200香港ドル(だったと思います)の手数料。場所が近ければいい収入です。大急ぎで準備をして管理人さんにお礼を言い空港へ。
空港へは悠々間に合いました。

いやあ、こんな商売もあったのですね。言葉も習慣も分からず、おろおろしていたら何とかなってしまいました。やっぱり、「何とかしなければ」とせっぱ詰まれば何とかなるもんですね。これは香港で住むようになる前の香港旅行でもありました。

あっ、鍵がない・・・
終わり



再び香港へ戻ってきた時に、この管理人さんと急に親しく話をするようになりました。話と言っても管理人さんが広東語で話し、僕が片言北京語で返す、と言うものでしたが、彼の私に対する目が急に親近感を持ち始めたのです。私の非常事態に役に立ったのがうれしかったのでしょうか。という私も彼は信用できる人というイメージを持ちました。
はちゃめちゃな体験を共有できたおかげでマンション内だけでなく、外でばったり出会っても話しかけるようになってました。

もともとうっかり性分のある私、これ以後は合い鍵を増やして近くの友人に1セット預け、いつもの自分の服のポケット以外によく使う鞄にもしのばせました。以後、数度これが活躍することに。


かぎ開け、後日試してみました。玄関のドアの隙間にはおおいがあって薄いプラスチックカードを滑らすことはできませんでした。中の各部屋のかぎはカードを滑り込ませることができてうまくいったのですが...

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